尋常性白斑とは尋常性乾癬と同じく後天的に発症する皮膚病で、皮膚の色素が完全に消失してしまいます。症状は全身に見られる疾患です。
身体の一部に白斑が認められるものを「限局型」、全身あちこちに白斑が認められるものを「汎発型」、また神経の通り道に沿って白斑が認められるものを「神経分節型」と、その症状により3つのタイプに分類されます。
患部に痛みやかゆみを感じることはほとんどありません。また伝染するようなこともありません。
発症の原因は、怪我ややけど、日焼けなど皮膚になんらかの刺激が加わることによるもの、またストレス等により発症するとも言われていますが、その原因は解明されていません。また発症する時期も幼少期から大人になってからと様々で、自然に治癒することは期待できません。
これまでは「PUVA(プーヴァ)」=紫外線照射療法が一般的でした。しかしこれは病変部のみを選択して照射することができないため、大量の紫外線を浴びることで、発がん性の心配があります。
エキシマライトは、ナローバンドUVB療法と治療効果に大差がなく、スポット治療の利点を得る程度のもので、エキシマレーザーはエキシマライトと比べても少なくとも、有効率、照射回数において格段の差を持って有効性が高いものと考えられます。エキシマライトで効果が不十分だった患者さんでも、エキシマレーザーにて満足のいく効果が出た患者さんが多数いらっしゃいます。