にきびには何個かの種類があります。それはにきびが発生する原因は1つではなく、いろいろな原因が密接に関係しあっているからです。にきび治療はそれぞれの原因に対して、多面的に治療を行うことが大切です。その為、にきび治療法にも下記のような種類があります。どのようなにきびに対して、どのような治療法が必要なのか。しっかりと判断する為にまずは専門医までご相談下さい。
にきびには何個かの種類があります。それはにきびが発生する原因は1つではなく、いろいろな原因が密接に関係しあっているからです。にきび治療はそれぞれの原因に対して、多面的に治療を行うことが大切です。その為、にきび治療法にも下記のような種類があります。どのようなにきびに対して、どのような治療法が必要なのか。しっかりと判断する為にまずは専門医までご相談下さい。
ハイドロキノンは「肌の漂白剤」とも呼ばれる、非常に強力な漂白作用のある塗り薬です。通常市販されている美白剤(医薬部外品)では濃度に限界があり、劇的な効果は望めません。
しかし、ハイドロキノンにはメラニン色素を合成する酵素の働きを弱め、さらにメラニン色素を作る細胞(メラノサイト)の数を少なくする作用があります。現在あるしみを薄くし、更に、しみを予防する働きがあります。
ハイドロキノンは強力な肌の美白剤ですが、単剤では肌に浸透しにくく、なかなか効果を得ることができません。そこで、ピーリング効果のあるケミカルピーリング、レーザー治療、トレチノイン外用剤と併用すると効果的です。
洗顔します。 | |
ビタミンCローションを塗ります。 | |
保湿を行います。 | |
少量のトレチノインを、しみの部分からはみ出さないように綿棒で薄く丁寧に塗ります。 | |
3分待ってトレチノインが充分に乾いてから、ハイドロキノンを指で、広めに塗ります。 | |
朝は、日焼け止めクリームを必ず塗ります。 |
トレチノインとは、にきび、しみ、しわに非常に効果的な塗り薬です。
トレチノインは角質を積極的にピーリングし、コラーゲンの増殖をはかります。
また、皮脂の分泌も抑えられるため、にきび治療にも大変効果的です。
ビタミンAがお肌の若返りに非常に有効であることは皮膚科医の間では常識となっています。トレチノインは、ビタミンAの誘導体で、生理活性はビタミンAの約100~300倍と言われています。トレチノインは米国では、しわ、にきびの治療薬としてFDA(米の厚生労働省にあたる)に認可されており、多くの患者さんに使用されています。
現在、しわやしみに対してレチノール(ビタミンA)配合のクリームが数多く市販されており、かなり高額なものもありますが、市販のレチノールはほとんど生理作用がなく、効果が期待できません。また、本来レチノールはすぐに活性が失われてしまうため、1ヶ月に1度新しい薬に変えなければ効果的に治療することができません。
しみ、にきび、にきび跡、毛穴の開き、しわ(ちりめんじわ)、オイリー肌、くすみ、
色素沈着(ケガ、やけど手術後など)、いぼ、そばかす
その他あらゆる肌のトラブルが対象です。
ピーリング作用 | ピーリング作用 | |
肌のターンオーバーを促進 | 古表皮の細胞をどんどん分裂・増殖させ、肌の再生を促します。 | |
皮脂のコントロール | 皮脂腺の働きを抑え、皮脂の分泌を抑えます。にきびに効果的です。 | |
しわが減り、肌のハリを実感 | コラーゲンやヒアルロン酸の生成を促すため、小じわの改善を導き、肌のハリが生まれます。 |
トレチノイン治療は、いつもの化粧水や美容液の最後に使って頂くホームケア治療です。非常に効果的な薬ですが、使い方を誤ると、逆に新たにしみができてしまうことがあります。当院ではトレチノインの使用法(量・回数)を一人一人のお肌に合わせて決定します。患者さんご自身が、治療についてよく理解され、医師の指導の元に治療を行うことが大切です。
トレチノインは、「お肌の漂白剤」と呼ばれるハイドロキノンと一緒に使うと、より効果的にしみ、にきび跡の治療を行うことができます。