水平にしたアプリケーターの上面にエクロック®ゲルをのせて、わきの下に塗布します。必ずアプリケーターを使用し、薬液には手を触れないように注意してください。手を使って塗布しないでください。
使用量は、右わきにポンプ1押し分、左わきにポンプ1押し分です(本剤1本(20g)が14日分に相当します)。
薬液を塗った後、わきが乾くまでは寝具や衣服が触れないように注意してください。使用後のアプリケーターに残った薬液は、ティッシュペーパーなどでていねいに拭き取るか、水で洗い流してください。
20g入りボトル×1本
水平にしたアプリケーターの上面にエクロック®ゲルをのせて、わきの下に塗布します。必ずアプリケーターを使用し、薬液には手を触れないように注意してください。手を使って塗布しないでください。
使用量は、右わきにポンプ1押し分、左わきにポンプ1押し分です(本剤1本(20g)が14日分に相当します)。
薬液を塗った後、わきが乾くまでは寝具や衣服が触れないように注意してください。使用後のアプリケーターに残った薬液は、ティッシュペーパーなどでていねいに拭き取るか、水で洗い流してください。
日本初の原発性腋窩多汗症用外用剤です。 | |
1日1回、両腋窩への塗布で効果が期待できます。 | |
発汗重量及び自覚症状の指標としたHDSSを、基剤群と比較して有意に改善しました (第Ⅲ相/検証的試験)。
(承認時評価資料[検証的試験(BBI-4000-06)])
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本剤の有効成分であるソフピロニウム臭化物は、エクリン汗腺に発現するムスカリン受容体サブ タイプ3(M3)に結合し、発汗シグナル伝達を阻害します(in vitro、ラット)。
(承認時評価資料[薬理試験])
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アプリケーターにより薬液に触れずに塗布可能です。 | |
副作用(承認時) 国内第Ⅲ相比較試験において、副作用発現頻度は本剤群で141例中23例(16.3%)でした。主な副作用は、適用部位皮膚炎9例(6.4%)、適用部位紅斑8例(5.7%)及び適用部位そう痒感3例(2.1%)でした。 国内第Ⅲ相長期投与試験において、副作用発現頻度は、本剤が投与された2群合計185例中78例(42.2%)でした。主な副作用は、適用部位皮膚炎51例(27.6%)、適用部位湿疹13例(7.0%)、適用部位紅斑11例(5.9%)、適用部位そう痒感6例(3.2%)、散瞳3例(1.6%)及び霧視1例(0.5%)でした。 安全性情報については、添付文書の副作用及び臨床成績の安全性の結果をご参照ください。 |
HDSS:Hyperhidrosis disease severity scale、多汗症疾患重症度評価尺度
多汗症の原因となる汗はエクリン汗腺から分泌されます1)。エクリン汗腺は交感神経により調節されており、アセチルコリンがエクリン汗腺のムスカリン受容体サブタイプ3(M3)を刺激することにより発汗を誘発すると考えられています2)。 エクロック®ゲル5%の有効成分であるソフピロニウム臭化物は、エクリン汗腺に発現するM3を介したコリン作動性反応を阻害し、発汗を抑制します3)。 |
1) 中村 元信: MB Derma. 2014; 220: 9-12.
2) Schlereth T, et al.: Dtsch Arztebl Int. 2009; 106(3): 32-37.
3) 承認時評価資料[薬理試験]
4) 清水 宏: あたらしい皮膚科学 第2版. 21-26, 中山書店, 2011.
5) Sonner Z, et al.: Biomicrofluidics. 2015; 9(3): 031301.
6) Kurata R, et al.: PLOS ONE. 2017; 12(6): e0178709.
3-6)より作図